ユーカリはフトモモ科ユーカリ属(Eucalyptus)の総称。常緑高木となるものが多い。オーストラリア南東部とタスマニア島におもに分布する。ユーカリには500種類もあり、変種も含めると800から1000もの種類になる。成長がとても早く、材木として注目される。70メートルを超える高さになるものから、5メートル程で枝分かれする種類もある。コアラの食物としてよく知られている。
葉から取れる精油は殺菌作用や抗炎症作用、鎮痛・鎮静作用があるとされる。オーストラリア先住民族(アボリジニ)は傷を癒すのに葉を利用した。現在ではアロマテラピーなどに利用される。また、健康茶等にも利用される。
根を非常に深くまで伸ばし地下水を引き寄せる力が強いので、インド北部のパンジャーブ地方の砂漠化した地域の緑化に使われて成功した。旱魃(カンバツ)に苦しんでいた地方が5年程で甦った例がある(参照:杉山龍丸)。その一方で東南アジアで熱帯林を伐採した跡に安易に手っ取り早い緑化樹として用いられて、逆に生態系の回復を阻害している事例もあることは無視できない。
ユーカリに含まれる精油成分はシトロネラール、シネオールなど。民間薬等で次のように利用される。
殺菌作用、解毒作用 、
鎮痛作用により、筋肉痛、打撲の痛みを和らげる効果 、
頭を明晰にして、集中力を高める 、
花粉症の緩和にも効果があると言われる。